バングラデシュではISなどで実戦経験を積んだ戦闘員が

過激派組織「イスラム国」(IS)のイラク最大の拠点だった北部モスルを約3年ぶりに「http://www.necopic.com/content/users/64 http://e-saksak.com/userinfo.php?uid=5942解放」したとアバディ首相が9日宣言したが、完全制圧には程遠い。国内ではIS拡大の背景である宗派・民族間対立の緩和、隣国シリアでのIS掃討など課題は山積する。アフリカ、アジアにも拡散したIS系組織への対処も必須だ。【カイロ篠田航一、ニューデリー金子淳、バンコク西脇真一、ジャカルタ平野光芳、ワシントン会川晴之】

 イラクでは2003年のイラク戦争フセイン政権が崩壊、多数派のイスラムシーア派主体の政権が続く。フセイン政権元幹部らはスンニ派住民が多いモスルなどに移り、一部はISと合流した。

ISには東南アジアや南アジアなどからも多数の戦闘員が参加しているとみられる。フィリピン南部ミンダナオ島のようにISに忠誠を誓うイスラム過激派が国軍と激しい戦闘を続ける地域もある。比軍幹部はミンダナオが戦闘員の「訓練地」になり得ると話す。

http://msdf.jpn.org/userinfo.php?uid=1621 http://www.passerelle.or.jp/userinfo.php?uid=1509 バングラデシュではISなどで実戦経験を積んだ戦闘員が、地元過激派に爆弾製造技術を伝えているとの見方もある。16年7月に首都ダッカで日本人ら22人が殺害される人質テロ事件が起きISが犯行声明を出した。帰還戦闘員が同様のテロを計画する懸念もある。